「よもぎ蒸しって何分やったらいいんですか?」
この質問は大変よくある質問です。

最近のよもぎ蒸しサロンでは
「よもぎ蒸し 入り放題」
「よもぎ蒸し 時間無制限」
をセールスポイントに謳うよもぎ蒸しサロンも見かけるようになりました。
しかし、それはかえって逆効果のことも多いので気を付けてください。

よもぎ蒸しの効果を得るための入る時間は30分から40分程度で十分


よもぎ蒸しの効果的な時間はどれくらいと思いますか?

実はよもぎ蒸しの効果を得るための入浴時間は30分から40分程度で十分ともいわれています。
それ以上の時間のよもぎ蒸しは身体に大きな負担をかけるので気を付けてください。

よもぎ蒸しは小さな鍋に入れたよもぎを煮たてた蒸気でゆっくりと身体を温めてまいります。
ですので、一般のサウナと違って最初から一気に汗が出るわけではありません。
よもぎ蒸しをやり出して15分から20分くらいから「ジュワァ~!」と汗が出てくる方が多いのです。
その汗が一気に吹きだしてきてから約20分程度よもぎ蒸しを続けてしっかりと汗と老廃物を出し切ります。
ですので、多くのよもぎ蒸しサロンの基本コースも「40分コース」に設定しているところが多いです。

このよもぎ蒸しでたっぷり汗をかくのって気持ち良すぎてよく病みつきになってしまいます。
ですので
「1時間でも2時間でもよもぎ蒸しに入り続けたい!」
という方も少なくないのですがあまりおすすめはできません。

汗をかいて身体に溜まった老廃物を体外に出すという行為はとても身体に大きな負担をかけることなのです。
ですのでよもぎ蒸しを長時間やりすぎるとその後に身体がだるくなったり眠くなったりするのです。

特に妊活でよもぎ蒸しを考えているなら身体に大きな負担はかけないでください。

よもぎ蒸しの効果は入浴後も長時間続く


よもぎ蒸しを行った後はその後もずっと一日中身体がポカポカしています。
よく温泉に入った後のイメージをしてください。
ですので、よもぎ蒸しの効果を得るのに大切なのは「時間」よりも「回数」なのです。

よもぎ蒸しはご存知の通り、漢方治療です。
劇的な効果をもたらす西洋医学治療とは根本から異なるのです。
ゆっくりじっくりと効果を期待すべきものであることを理解しておいてください。

「よもぎ蒸しなんて効果がない」というアンチよもぎ蒸し派

最近のSNSなどでは「よもぎ蒸しは効果なし」という書き込みもたくさんあります。
しかし、それがはよもぎ蒸しのことをあまりご理解いただいていないように気がします。
よもぎ蒸しは古くから韓国に伝わる民間療法です。
その歴史は600年前からともいわれています。
このよもぎ蒸し派「治療法」というよりも「健康法」といったほうがしっくりきます。
本場韓国でよもぎ蒸しは、出産を終えた女性がよもぎ蒸しを行うことで産後の肥立ちが良くなるなどといわれ、一般に広く伝わってきました。
その方法も、よもぎの葉を煮立たせた蒸気で粘膜を直接温め、薬効成分を取り入れやすくしたものです。
身体を芯から温めることによる血行促進、手足の冷えの改善、新陳代謝の向上、美肌効果や陰部を直接温めることから特に婦人科系疾患の改善に効果的とわいれています。
よもぎの香りも楽しめ、リラックス効果も期待できます。

ですので、1回や2回程度よもぎ蒸しを行ったことでなにか身体に劇的な変化を望むのは少々過度な期待だと思います。

ぜひよもぎ蒸しでは「入浴時間」より「継続する回数」の注目してください。

よもぎ蒸しの効果は
「あれ?いつのまにかあの酷かった生理痛が無くなっていた」
「生理不順だった私が最近は規則正しく生理がくるようになった」
「待望の妊娠、もしかしたらよもぎ蒸しが効いたのかも?」
みなさんそんな感じの効果の出方なんです。

よもぎ蒸しの効果は時間よりも回数なのでぜひ継続的に行ってください

よもぎ蒸しか漢方治療特有のじっくりとじわじわ効いてくるものなのです。
よもぎ蒸しの効果は「時間」よりも「回数」なのでぜひ継続的に行ってください。
よもぎ蒸しを漢方薬に例えて考えてみていただけませんか?
よもぎ蒸しを定期的に続けることは、まるで「毎日コップ1杯の漢方薬を欠かさず飲む」ようなものです。
よもぎ蒸しに長時間入り続けるのは「身体によいらしいから漢方薬をバケツ1杯一気に飲み干す」ことと同じです。
ですので、最初の数回で効果を判断するよりある程度の期間継続してみてからよもぎ蒸しの効果は判断してみてください。

最近はよもぎ蒸しを自宅で行うために「よもぎ蒸し自宅セット」も販売されています。
長く継続的なよもぎ蒸しを考えているなら一度考えてみるのもいかがでしょうか?